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科学系書籍まとめてレビュー
【図解】相対性理論と量子論 〜物理の2大理論が1冊でわかる本〜@佐藤勝彦@PHP研究所

良書.著書名通り,相対性理論と量子論を図解しています.コンビニでパッと買ってサラっと読んだ本ですが,佐藤勝彦氏が書いていますし,図も多く,初心者は入りやすいと思います.
呑みなんかのとき,人に説明する機会があるとしたら,このレベル・表現で説明すると良いかも知れん ^^;


はじめて読む 数学の歴史@上垣渉@ベレ出版

古代→中世→近代の数学の歴史が説明されている.大雑把な項目で言えば,古代オリエント数学・宗教を背景とする数学→インド・アラビア・日本数学→記号代数学・微積分法発見といった流れ.
これだけの歴史をたかだか300ページの本にまとめたのが凄い.入りきらない詳細の内容は都度注記されている.
古代・中世・近代の数学は,実用的なものが多いと思ったのが印象.逆に現代の抽象的な数学がいかに美しいものか分かります.


宇宙はこうして誕生した@佐藤勝彦@ウェッジ

この世界(宇宙)がいかにして誕生したか,誰しも一度は考えたことがあるだろう.本著は,あらゆるものを含むその宇宙を主題に,各分野の科学者と宇宙物理学者(著者)との対談が記されている.
特に生物学視点による宇宙話は,新鮮で興味深かったです.知的生命体の定義の一つとして,「普遍性を追求していく存在」と言っていますが,なるほど納得.原理・公理・法則を数多く見出そうとしている存在なんて人間くらいですしね.
まぁ,他の生命にも「天敵に近付くと痛い目を見る」なんていう法則はあるんだろうけど^^


「無限」に魅入られた天才数学者たち@アミール・D・アクゼル@早川書房

超良書! 無限を学問に持ち出したゲオルク・カントールの生涯を描いた本ですが,無限についてこれほど掘り下げた一般向け書籍はないのではと思います.
次は同著カバーより引用
本書は「無限」が数学の概念として認められるまでの波乱を描いた本である.……ゲオルク・カントールは単独で無限に立ち向かい,数学の世界に激震を起こした数学者である.彼は,それまで神であった無限を数にした.そればかりか,無限はひとつではなく,「無限に」たくさんあると言い出したのだ.
無限はどこにも実在しませんが,数学ひいてはあらゆる学問にとってなくてはならない概念です.その無限とは何であるかが分かると思います.
数学嫌いな人でも,考えることが好きな人には是非読んで欲しい本です.


フェルマーの最終定理〜ピタゴラスに始まり、ワイルズが照明するまで〜@サイモン・シン@新潮社

超良書! フェルマーの最終定理について,これでもかと掘り下げた本です.
次は同著カバーより引用
3以上の自然数nに対して
Xn + Yn = Zn
を満たすような自然数X, Y, Zはない
「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが,余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」.17世紀にフェルマーが残した超難問を,数学者ワイルズが1995年に完全証明した.(中略)数学をめぐる「歴史ドラマ」を,分かりやすく感動的に描いた傑作!
上記のような単純な問題ですが,幾多の天才数学者が打ち砕かれ,解かれるまでに350年という歳月がかかっています.
数学で「証明する」とは,世界中の誰もが反論できない答えを出すことですが,なかには「解けないことが証明される問題」も多々あります.当フェルマーの最終予想もその一つであったかも知れなかったのですが,ゴールも見えない状態で一人で戦い続けたワイルズの苦悩は筆舌しがたいものがあります.
本著は歴史書に近いものがありますので,どなたでも読めますよ!
ちなみに著者のサイモン・シンは暗号解読を書いた人でもあります.

補遺:数学が好きな人はご存知だと思いますが,数学は他の学問と異なり,根源から演繹法に則っています.フェルマーの最終定理を解く過程で,数学から派生したある2つの分野が一つになる,つまり等価であることが証明されるのですが,私はそれに感動しました.

はじめての“超ひも理論”〜宇宙・力・時間の謎を解く〜@川合光@講談社

良書.以前読んだ超ひも理論の入門本は一切式が出てこず逆に理解に苦しみましたが,同著はある程度のコアとなる式が記されていますので,すっきりできます.
私は初めて知った&驚いたのですが,超ひも理論は一切のパラメータを含まないことです(少し語弊があります).パラメータとは重力定数/光速度/プランク定数などの物理定数のことですが,現在これらの値は観測により決定されています.超ひも理論は,知られている全ての物理量が本理論から決定できる可能性を持っているとのことです.
また,当理論で予想できる宇宙創成の理論として,サイクリック宇宙論という非常に面白い理論があります.簡単に言うと最初ひもサイズの宇宙創生から,ビッグバンビッグクランチを繰り返し,徐々に大きい宇宙になったという理論です.著者の理論では現在の宇宙は50回目の宇宙と予想しています.徐々に大きくなった(ビッグクランチでエントロピーが増加する)理由も簡単ながら示されています.発展途上のようですが,素人目には夢のある話です.


心は孤独な数学者@藤原正彦@新潮文庫

良書.天才数学者のニュートンハミルトンラマヌジャン,3人の残した業績とともに壮絶な生涯を記している.
ニュートンは割愛.ハミルトンの30年越の切ない恋愛は読み終わったあと,心に残ります.ラマヌジャンについて引用(P.241)すると『ラマヌジャンは「我々の100倍も頭が良い」という天才ではない.「なぜそんな公式を思いついたのか見当がつかない」という天才なのである.』.普通の天才と言われる人は通常なんらかの背景があって,法則や理論を思いつくものらしいのですが,ラマヌジャンの場合,何の背景・根拠もなく定理や公式を導き出していたようなのです.ちなみに現代数学者が一年で2, 3個思いつくくらいの内容(公式・定理)をラマヌジャンは毎日半ダース提出したそうです.神がかった天才です.

コメント
from: むいむい   2006/08/20 2:49 PM
超ひも理論にしてもフェルマにしても
言葉は知っていてもぜんぜん理解してないのです
高校レベルの数学も理解できてないのに
考えられることではないのかもですが
特殊相対性なら多少はかなぁ

すごく昔「ニャロメのおもしろ数学教室」
マンガで教わる数学があったのですが
微積分のところまでくると
??な感じです
from: 優乃   2006/08/20 11:00 PM
相対性理論が多少分かってるなら,次は量子論を読んで欲しいなあ.是非!
いいか悪いかは別として,少なくとも世界観はガラっと変わります.少しでも興味あるなら買ってみては?一番上のなんか500円で安いし.

微積はねえ.難しいから入り難いと思う.実用的ではあるんだけどね.
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藤原 正彦(ふじわら まさひこ、1943年7月9日 - )は、満州国新京生まれの数学者、エッセイスト。専攻は数論、特に不定方程式論。
気になる言葉 | 2006/09/12 3:55 PM
 

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